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メールカウンセリング相談事例


事例2 仕事の悩み 30代 男性
仕事の悩み <相談内容>
大規模な組織変更により、15年所属した製造部から営業部へ異動となった。今までの仕事は、生産管理、工程管理、調達を含む資材管理を行なっていた。営業部に異動してからは主に販売店舗を回る営業をしているが、既存顧客8割とはいえ、同業他社との競争が厳しく売り場をいかに確保し、売り上げを上げるかという仕事は、話す事が得意ではない自分には毎日が苦痛に感じる。会社を去らなければならなかった同僚もおり、家族5人を抱え、働く場所があるだけでもありがたいと思わなければとは思うのだが、この先続けていける自信がまったくない。周りは何も言わないがグループのお荷物になっているのはわかるし、何より自分より若いグループリーダーに自分の足りない分を尻拭いしてもらっているのはいたたまれない。
やはり、自分の経験を活かせるようなところへ転職をすべきなのかと悩んでいる。


<回答>
ご相談は、15年所属した製造部から営業部への異動になり、仕事内容が変わり話すことが得意ではない自分には販売店を回る営業の仕事は、毎日が苦痛に感じる。この先続けていく自信もなく、所属するグループやリーダーに迷惑をかけているかと思うといたたまれない。家族を抱えてはいるが、自分の経験を活かせるようなところに転職すべきか悩んでいる。
ということでよろしいでしょうか。メールをお送りいただき、ありがとうございました。
苦しい状況でいらっしゃることがひしひしと伝わってまいりました。これからどのようにしていったらよいのかご一緒に考えてまいりましょう。

あなたは、苦しい中でも状況をちゃんと把握して、周りを気遣う事の出来る方です。それは「会社を去らなければならなかった同僚もおり、働く場所があるだけでもありがたいと思う」「周りは何も言わないがお荷物になっている」などとおっしゃられていることからもわかります。
周りに気遣いができるあなたですから、今度はご自身にも冷静に目を向けてみてはいかがでしょうか。
あなたがおっしゃるように仕事をする環境・内容は大きく変わりましたが、会社を去らなければならなかった方がいる一方で、あなたは会社に残られているのです。つまり、働く環境・仕事の内容が変わってもあなたはやっていける人なのだと会社は評価しているのではないでしょうか。
営業部に異動されてどれくらい経つのかメールからはわかりませんが、結果を出さなければと焦ってはいませんか。
15年も違う部署で働いてきたのです、新しい仕事をそう簡単にものにできるものではありません。会社に入った頃のことを思い出してください。何もできず焦っていませんでしたか。
しかし今は、製造部で鍛えた15年間があります。販売する製品を、それこそ材料から製造工程まで知っていることは、製品を販売する上で何よりの強みになります。お客様の知りたい事を丁寧に相手にわかり易く応えることが営業の基本です。
うまく話すことよりもお客様が何を知りたいのか聞き出すことが大切です。そして、同じグループの人に積極的に話しかけ営業のノウハウを聞き出しましょう。10人いれば10通りのやり方があるのが営業です。いろいろな人の話しを聞きながら、自分にも出来ることから少しずつ始めればよいのです。
営業がうまくいかなくて悩む時は、年下であっても遠慮なくグループリーダーに相談をしましょう。あなたがリーダーを年下だからと構えてしまえば、相手も同じように構えてしまうものです。もしかしたらリーダーもあなたから相談されるのを待っているのではないでしょうか。まずは、与えられた場所で自分を活かす方法を見つけていきませんか。
そして、どうしてもその場所で息ができないようであれば新天地を探されても遅くはないのではないでしょうか。
あなたが大切にしたいものは何でしょうか。メールの中にもありましたご家族でしょうか、自分を活かせることでしょうか、周りに迷惑をかけないで生きていくことでしょうか、全て大切なことですよね。どれか一つではなく、どれも大切にするためにあなたの中で優先順位を付けながら新しい環境の中でお仕事を覚え少しずつご自分らしさを見つけていってください。以上

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