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メールカウンセリング相談事例


事例4 起業希望 53歳 男性 都内在住
早期退職と起業について <相談内容>
30年間、大手メーカーで営業をしてきました。定年までの道のりが見えるような年齢になり、子供も就職が内定したので、思い切って会社を辞め独立しようかと迷っています。実は以前からパン作りに興味があり「いつかは店を出したい」と思い、仕事の傍ら少しずつ勉強してきました。妻も賛成し協力してくれると言っています。しかし、やはりいざとなるとサラリーマンを辞めるのは躊躇する気持ちもありますし、本当にこのタイミングでいいのだろうか、とか、体力のあるうちに店を始めたほうがいいのでは、など色々迷っています。職場では課長として15人ほどの課を率いているので、無責任な形では辞めたくありません。どうしたらいいでしょうか。


<回答>
こんにちは、回答させていただきますキャリア・カウンセラーのえびはらです。よろしくお願いいたします。
ご相談は、30年間メーカーで働いてきたが、定年までの道のりが見えるような年齢になって、以前から興味のあったパン作りで店を出したいと思っている。しかし、タイミングやサラリーマンを辞めることなど、いざとなると躊躇している。課長という立場なので無責任な形で辞めたくない。どうしたらいいだろうか、ということでよろしいでしょうか。メールをいただきありがとございました。独立ということになればご不安なことはたくさんありますね。では、どのように考えていったらいいのか、ご一緒に検討していきましょう。
いただいたメールを拝見すると、あなたの中で「店を出す」というお気持ちが決まっているからこその、お悩みのように感じました。そして、サラリーマンを辞めることへの躊躇は「今後の店舗経営への不安」「退職に際し無責任なことはしたくない」という2点に集約されているのではないかと思いました。では、この2つの点を考えてみましょう。まず店舗経営への不安という課題からです。店舗経営の勉強もされていると思いますが、実際の経営は机上の事業計画通りにいかないこともたくさんあります。だから「まずはやってみることだ」という考え方もあるでしょう。しかし、特に店舗は設備投資等、大きな金額が動かざるをえませんので、設備投資の少ない形態から実績を積んでいくことも検討されてはいかがでしょうか。例えば移動販売や委託販売などです。また商品を作る技術だけでなく、売上を拡大安定させるための広告宣伝方法なども知っておく必要があります。それには、ご自分が作る商品の「売り」は何か、ということもまとめていかなければなりません。メーカーの営業の視点とは異なる見方も必要です。
このように会社を辞める前にやらなければならないことはたくさんありますので、まず実践的な準備をする期間を決めましょう。例えば2年間、と決めたとします。この2年を、後悔のないよう後継者を育てスムーズに業務移譲ができるように段取りをしていく準備期間として、開業準備と並行していってはいかがでしょうか。仮に2年間を準備に掛けても、まだ55歳です。いままで管理職として積み重ねてきた経験も役に立ちますし、まだまだ充分体力のある年齢ではないかと思います。
メールでは、あなたのお気持ちやお考えを確認しながら進めることができないため、あなたがご希望でない回答になってしまったかもしれません。もしご事情が許せば、ぜひ対面カウンセリングもご利用ください。あなたが新たな世界へ踏み出す日が来ることを願っています。以上

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